ANAダイヤモンドには、到着後の移動がスムーズになるメリットもあります。前方席、預けた荷物、レンタカーの送迎。会員として便利だと感じる場面と、来年も維持する理由を紹介します。

私は現在、ANAダイヤモンド会員です。優先搭乗もメリットだと感じています。ラウンジは私にとっておまけで、移動や手続きの待ち時間を減らせることのほうに価値を感じています。

前方席を選べると飛行機を降りるときのストレスが少ない

座席指定で開放される枠が違い、前の席を指定できることもメリットに感じています。

後ろの席だと、飛行機を降りるまでに時間がかかります。前のほうだとすぐに降りられるので、降りるときの待ち時間がストレスになりにくいと感じています。

私が一緒に搭乗するときは、自分の席だけでなく、家族の席も一緒に変更してもらえます。

座席指定には運賃による制約もあるため、詳しい条件は後ほど説明します。

荷物の優先受け取りはレンタカー送迎でありがたみを感じる

ダイヤモンドでよかったと感じるのは、やはり旅先で荷物が早く出てくることです。たとえば、到着した空港から送迎バスでレンタカー会社へ向かう旅行では、荷物を受け取るタイミングが、その後の移動に関わってきます。

荷物が遅いと、レンタカー会社の送迎バスの最初の便に乗れず、次のバスを待たなければならないことがあります。荷物の待ち時間だけでなく、バスをもう一便待つことにもつながるわけです。

その点、荷物が早く出てくると、最初の送迎バスに乗れて、到着後の移動がスムーズになります。

前方席、降機、荷物の優先受け取りからレンタカー送迎までの流れ

ここで紹介した便利さは、私の利用時の実感です。降機や荷物の受け取りにかかる時間、送迎バスへの乗車を保証するものではありません。到着後の予定には余裕を持たせてください。

SFCにも荷物の優先受け取りはある

ANAグループ運航の国内線では、ダイヤモンドの手荷物タグにはFIRST、プラチナやSFC会員にはPRIORITYの優先受け取り表示が付きます。SFCにはない特典と考えるのではなく、優先区分が異なると捉えるのが正確です。空港や便によって利用できない場合もあります。

座席指定の優先範囲とシンプル運賃の制約

一方で、最近の国内線シンプル運賃には不満があります。ダイヤモンド会員でも早い段階で座席を指定できない点が気になっています。

ANA・ANAウイングス運航の国内線エコノミークラスでは、対象運賃で予約したダイヤモンド本人と同一予約番号の同行者が、指定可能なすべての席から選べます。SFCなどはダイヤモンド向け優先席を除いた範囲です。希望の席や並び席が必ず取れるわけではなく、機材変更などで指定席が変わる場合もあります。

特に注意したいのが、2026年5月19日以降の搭乗分に導入されたシンプル運賃です。座席指定は出発24時間前からで、オンラインチェックイン時に空いている席から選びます。事前座席指定ができない運賃は、会員向けの座席指定優先サービスでも対象外になります。

国内線の座席指定優先とシンプル運賃の条件

夫婦で並び席を早めに選びたい旅行では、予約時に運賃の条件を確認してください。ステイタスがあるから早く指定できると思い込まず、事前指定できるスタンダードなどの運賃と価格も比較する必要があります。

台風や寒波の前は電話のつながりやすさを実感する

もう一つは、電話のつながりやすさです。台風や寒波が来ると分かっているときは、前日などに日程の変更や調整で電話する人が増えます。電話が集中する状況でも、ダイヤモンド会員の窓口は比較的早くつながると感じています。

以前、一般の窓口で長く待った経験があります。

私の感覚では、通常は5分以内、電話が集中しているときでも15分以内くらいだと思います。悪天候を前に、日程をどうするか調整したい場面で連絡を取れることが、私にはありがたいです。

私はスマホの通話に料金がかかる契約を使っています。そのため、専用デスクでフリーダイヤルを使えるのはかなりありがたいです。有料の電話で仮に1時間も待つことになったら、通話料がいくらになるのかと心配になります。

この待ち時間は個人の記憶に基づく目安で、ANAが保証する接続時間ではありません。これから電話する場合に同じ時間でつながるとは限らず、つながれば希望の便へ変更できるという意味でもありません。

公式の専用デスクは、航空券の予約やマイルなどの問い合わせに対応します。専用デスク自体はSFCなどにもあるため、ダイヤモンドだけの制度とは区別してください。

公式案内では、ダイヤモンドの日本向け専用デスクは、日本国内からならスマートフォンでもフリーダイヤルを利用できます。プラチナやSFCにもフリーダイヤルはありますが、スマートフォンからは有料番号を利用する案内です。ダイヤモンドも、日本国外から日本の窓口へかける場合は有料番号が案内されています。

日本国内からスマートフォンで専用デスクへ電話する際の料金の違い

優先搭乗もSFCとの違いを確認

ANAグループ運航の国内線では、事前改札サービスの後、ダイヤモンドはGroup 1、プラチナやSFC会員などはGroup 2です。空港や便の状況によって利用できない場合があり、バスで飛行機へ向かうときはバスへの優先乗車になります。

来年も維持するが追加費用の価値は何とも言えない

私は来年もダイヤモンドを維持します。残りは約300プレミアムポイントまで来ているので、ここまで来たら取らないと損だと感じています。まだ条件を達成したという意味ではなく、残りが少ない今の状況での判断です。

ただ、追加で費用や時間をかけてまで維持する価値があるかと聞かれると、何とも言えません。今は、もう義務的になっているような感覚もあります。

条件達成まで近い人と、多くの追加搭乗が必要な人では前提が違います。航空券代に加え、交通費、宿泊費、使う時間も含めて考えてください。

今の私はANAを選びます。ダイヤモンドの特典を利用できるからです。ただ、ステイタスがない状態ならJALを選ぶかもしれません。ANAの制度変更に不満があることも、正直な気持ちです。

資格を生かした便選びと、資格のための追加支出は別です。SFCを持っているなら、共通の優先サービスをダイヤモンド取得で新たに得る価値として二重に数えないようにしてください。

維持を考えるなら終了する特典も確認

私は国内線でアップグレードポイントを使ったことがあります。

ただし、アップグレードポイントは2026年度の提供が最後です。ダイヤモンド限定のアップグレードポイントによる座席アップグレードサービスも、2027年3月31日に終了します。過去に使えた内容を、そのまま翌年度のメリットとして計算することはできません。

ANAは2027年4月1日時点のダイヤモンド会員を対象に、5万マイルを付与する予定と案内しています。対象は期間限定のマイル口座グループです。毎年5万マイルが付く恒久的な代替制度、と読み替えないようにしてください。

羽田空港駐車場の優先予約は、2026年9月30日に終了しています。特典の一覧を見るときは、古い体験談に載っているかどうかだけでなく、自分が利用する年度にも続いているかを確かめてください。

これから目指す人向け ANAダイヤモンドの取得条件

飛行機の利用だけで獲得する場合は、年間10万プレミアムポイント、そのうちANAグループ運航便の利用分が5万ポイント必要です。プレミアムポイントはマイルとは別で、1月から12月の実績で翌年度の資格を判定します。

飛行機とライフソリューションサービスを組み合わせる方法もあり、搭乗実績に加えて対象サービスの利用数や決済額などの条件を満たします。利用する獲得方法の条件を公式案内で確認してください。

まとめ

荷物の受け取りが到着後の移動につながることや、悪天候前の電話のつながりやすさは、私が実感しているメリットです。ただし、来年も維持するという私の判断には、残り約300プレミアムポイントまで来ているという前提があります。

自分の旅行で使う特典と、追加で必要な費用・時間を照らし合わせて判断してください。運賃による座席指定の制約や終了するサービスも含めて確認すると、現在の使い勝手を具体的に考えられます。

ANAとJALのマイル自体の選び方は、ANAとJALのマイル比較で紹介しています。

マイルや旅行のお得な情報は、YouTubeチャンネルとXでも発信しています。

※制度は2026年10月10日に確認したANA公式案内に基づきます。待ち時間や残りプレミアムポイントは本人の申告です。待ち時間の短縮、座席の確保、翌年度の資格取得を保証するものではありません。

参考資料

以下は制度の確認に使用したANA公式案内です。確認日:2026年10月10日。

1. ANAの手荷物受け取り優先

2. ANA国内線の座席指定優先

3. シンプル運賃の条件

4. ANAダイヤモンド会員専用デスク

5. ANAプラチナ会員専用デスク

6. SFC会員専用デスク

7. アップグレードポイント終了の公式案内

8. ダイヤモンド特典の終了情報

9. ANAプレミアムポイントとステイタス獲得条件

ABOUT ME
ワニ太郎
ワニ太郎と申します。ごくごく一般的な中年サラリーマンです。2019年から積立投資を始めて、現在も継続して積立投資をしています。将来は早期退職(FIRE)を目指して、世界各国へ旅に行くのが夢です。