マリオットボンヴォイプレミアムを解約しない理由|会員特典から考える継続と見直し
2026年10月11日時点
カードに入会したのは2021年ごろです。現在はマリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有しています。年会費が税込82,500円になった今も、解約せずに継続するつもりです。
私はサラリーマンなので、遠出できるのは大型連休になりがちです。ホテル代が高い時期の旅行で、無料宿泊特典1泊と貯めたポイント1泊を組み合わせる使い方に価値を感じています。ただし、特典があればどのホテルにも泊まれるわけではありません。
「一般会員でも無料宿泊はできるの?」「ゴールドとプラチナは何が違う?」「年会費を払えば、毎年必ず1泊できる?」。このあたりが曖昧なままだと、カードのメリットを大きく見積もってしまいます。
まずは無料のホテル会員制度と有料カードの違い、会員ランク、無料宿泊をもらう条件と使う条件を整理します。そのうえで、継続する人・見直す人の判断材料と、私が今も持ち続ける理由を書きます。
出典:プレミアムカードの年会費
1 最初に分けたい三つの言葉 会員制度とカードと宿泊特典
Marriott Bonvoyは、マリオット系列のホテルを利用する人向けの会員プログラムです。登録・会員維持は無料です。会員登録そのものと、アメックスのクレジットカードを作ることは別です。ホテルの会員制度にはカードを作らずに登録でき、会員としてポイントを貯めたり、条件に応じた特典を利用したりします。
一方、Marriott Bonvoyのアメックスは、ホテルの会員制度と連携する年会費のあるクレジットカードです。一般カードとプレミアムカードがあり、通常の対象決済でMarriott Bonvoyポイントが貯まり、カードに応じたホテル会員資格や宿泊特典が用意されています。
さらに、「無料宿泊」と呼ばれるものにも違いがあります。この記事では、カードの利用・継続条件を満たして受け取るものを「無料宿泊特典」または「宿泊券」、自分のポイント残高を使って予約するものを「ポイント宿泊」と呼び分けます。
プレミアムの宿泊券は「75,000ポイントが残高に加わり、自由に分けて使える」ものでもありません。所定の上限までの1泊に使う証明書です。
無料のホテル会員になっただけで、カードの継続無料宿泊券が配られるわけではありません。逆に、宿泊に必要なポイントが貯まっていれば、カードの宿泊券とは別にポイントを使う方法があります。何を原資に泊まるのかを分けると、年会費と特典を比較しやすくなります。
「一般会員」と「一般カード」も別です。前者はホテルの通常の会員資格を指す言葉、後者はプレミアムではない券種を指します。一般カードを持っている人でも、カード特典としてゴールドエリートが付くため、ホテルの通常会員と同じ扱いになるわけではありません。
出典:会員登録・維持は無料 / 通常会員の特典 / 無料宿泊特典の仕組み

2 通常会員 ゴールド プラチナで何が変わるのか
ホテルの会員資格には段階があります。ここではカードの継続判断に関係しやすい、通常会員、ゴールドエリート、プラチナエリートの違いを見ます。ほかにもシルバー、チタン、アンバサダーなどの段階がありますが、カードを検討する最初の段階で全てを覚える必要はありません。
通常会員でも、対象宿泊でポイントを貯めたり宿泊に使ったりできます。公式サイトなどの対象予約では会員料金やWi-Fiなどのサービスもあります。ただし、通常会員になれば朝食や客室アップグレードが一律で無料になる、という制度ではありません。
ゴールドでは、空室状況に応じた客室アップグレードなど、通常会員より特典が増えます。現在の日本の一般カードとプレミアムカードには、どちらにもゴールドエリートが付帯します。ここで重要なのは、ゴールドに標準で朝食無料が付くわけではないことです。
プラチナになると、対象ブランドでの朝食に関わるウェルカムギフトやラウンジ利用など、宿泊中に使える特典が広がります。ただし、朝食の提供方法、対象人数、選択するギフト、ラウンジの有無などはホテルやブランドで違います。「プラチナなら世界中のマリオットで朝食が無料」と一括りにはできません。
プレミアムカードも、持つだけではプラチナにはなりません。自動付帯はゴールドで、カード利用によってプラチナを得るには別の決済条件があります。一般カードには、同じカード利用額によるプラチナ獲得制度はありません。ホテルへの宿泊など別の経路で得る資格とは分けて考えてください。
| 項目 | 通常会員 | ゴールドエリート | プラチナエリート |
|---|---|---|---|
| 通常の獲得方法 | 無料登録 | 年間25泊分の対象宿泊実績 | 年間50泊分の対象宿泊実績 |
| 対象宿泊ポイントのボーナス | なし | 25% | 50% |
| 客室アップグレード | ランクの標準特典なし | 空室状況による | 空室状況による。一部スイートを含むが例外あり |
| レイトチェックアウト | ランクの標準特典なし | 14時まで。空室状況による | 原則16時まで。一部施設は空室状況による、または対象外 |
| 朝食 | ランクの標準特典なし | ランクの標準特典なし | 対象ブランドで選べるウェルカムギフトなど |
| ラウンジ | ランクの標準特典なし | ランクの標準特典なし | 対象ブランド・対象施設で利用可 |
表は対象予約・対象施設の条件を満たした場合の主な違いです。「朝食の標準特典なし」は、朝食付きの宿泊プランを予約できないという意味ではありません。通常会員でも朝食付きプランを選べますし、施設自体が朝食を提供する場合もあります。
プラチナの16時レイトチェックアウトにも例外があります。リゾートやコンベンションホテルなどでは空室状況によるため、遅い時間まで部屋を使う前提で旅程を組むなら、予約する施設の条件を確認してください。ラウンジも、設置されているホテルなら全て使えるという特典ではありません。
25%・50%のボーナスは、ホテルでの対象獲得ポイントへの上乗せです。カードの通常決済100円3ポイントに50%を足して4.5ポイントになる、という意味ではありません。また、「25泊分・50泊分の宿泊実績」とポイント残高は別のものです。
朝食だけを目的にカードを考えている人は、「どちらのカードか」だけでなく、「自分はどの会員資格になるのか」「よく泊まるブランドで何が使えるのか」まで確認する必要があります。ゴールドが付くカードを作ったのに、期待した朝食が付かなかったという行き違いを防げます。
出典:ゴールドの公式特典 / プラチナの公式特典 / ブランド別特典と条件 / 会員規約4.3

3 一般カードとプレミアムカードの違い
私が持っているのはプレミアムです。ただし、読者全員がプレミアムを選ぶ必要があるわけではありません。現在の主な通常条件を並べると、年会費だけでなく、特典を得るための利用額にも差があります。
| 項目 | 一般カード | プレミアムカード |
|---|---|---|
| 基本カード年会費 | 34,100円(税込) | 82,500円(税込) |
| 自動付帯の会員資格 | ゴールドエリート | ゴールドエリート |
| 通常の対象決済 | 100円につき2ポイント | 100円につき3ポイント |
| 年間付与の宿泊実績 | 5泊分 | 15泊分 |
| 継続無料宿泊の通常の対象利用額 | 年間250万円 | 年間400万円 |
| 継続無料宿泊の額面上限 | 50,000ポイント | 75,000ポイント |
| 自分のポイントを追加できる上限 | 25,000ポイント | 25,000ポイント |
| 追加した場合の宿泊上限 | 75,000ポイント | 100,000ポイント |
| カード決済によるプラチナ獲得 | 同制度なし | 暦年500万円の対象利用 |
表にある「5泊分・15泊分の宿泊実績」は、会員資格を判定するための実績です。その泊数だけ無料で泊まれる券ではありません。無料宿泊券、使えるポイント残高、資格判定用の宿泊実績は、それぞれ別に見てください。
これは通常条件の比較です。既存会員には経過措置があるため、今手元にあるカードの無料宿泊条件がこの表だけで確定するとは限りません。アプリに表示される集計期間と条件、カード会社からの案内を確認してください。
また、上の75,000ポイントや100,000ポイントは現金額ではありません。泊まる日に、そのホテルが何ポイントを必要とするかと照らして使う上限です。100,000ポイントまで使えるから10万円分の宿泊が必ず付く、という意味にはなりません。
プレミアムの年会費は一般カードより48,400円高くなります。その差をどう感じるかは、宿泊特典の上限、ポイントの貯まり方、プラチナの取得経路などを、自分が使うかどうかで変わります。特典の種類が多いことと、自分にとって価値が高いことは同じではありません。
出典:日本の両カード比較 / 付帯資格・宿泊実績 / 手持ちポイントの追加
4 無料宿泊特典はどうすればもらえるのか
プレミアムの現在の通常条件は、所定の1年間に400万円以上の対象利用をして、翌年度もカードを継続し、年会費を支払うことです。単に年会費82,500円を払うだけで、無条件に毎年1泊の宿泊券がもらえるわけではありません。新規入会キャンペーンなどのボーナスポイントと、毎年の継続無料宿泊券も別の特典です。
無料宿泊の利用額集計は、入会日や切替日を基準にした毎年1年間です。1月から12月とは限りません。一方、カード決済でプラチナを得るための500万円は、原則として1月1日から12月31日までの集計です。同じ「年間」でも、見ている期間が違います。
そのため、「今年500万円使ったから、次の更新で無料宿泊も必ずもらえる」とは、期間を確認せずに言い切れません。無料宿泊のプログラム終了日、現在の対象利用額、プラチナ側の対象利用額を、それぞれ確認することが大切です。
通常、無料宿泊特典は年会費請求の1〜2か月後を目途に付与されます。条件達成の支払いをした瞬間に、その場で予約に使える宿泊券が出るわけではありません。使いたい旅行日が決まっている場合は、いつ受け取れるかも含めて考える必要があります。
利用額には対象外となるものがあり、ポイント付与の対象と、特典を得るための利用額の集計対象も必ずしも同じではありません。アプリの達成状況を確認するほうが、カードの請求総額だけから推測するより確実です。
旧条件の「年間150万円」を覚えている人もいると思います。改定前の情報をそのまま使わず、自分の集計期間と適用条件を確かめてください。既存会員向けの移行は時期によって条件が違い、境界日に関わる場合はアメックスへの確認が必要です。
出典:無料宿泊の獲得・付与条件 / プラチナの利用額集計 / 既存会員の条件改定

5 宿泊券をもらうことと 希望日に使えることは別
宿泊券を受け取ったら、次は実際の予約です。プレミアムの75,000ポイントまでの宿泊券を使う場合、希望するホテル・日程で対象となる標準客室があり、その必要ポイントが利用範囲に収まることが必要です。有料で販売されている部屋があるからといって、特典で取れる標準客室もあるとは限りません。
手持ちのポイントは最大25,000ポイントまで追加できます。たとえば必要ポイントが宿泊券の額面を超える日でも、上限内で不足分を補える場合があります。ただし、上乗せされる25,000ポイントをカード会社から別にもらえるわけではありません。自分のポイント残高を使います。
75,000ポイントの券を60,000ポイントの夜に使っても、差額の15,000ポイントは戻りません。一方、110,000ポイント必要な夜は、券75,000ポイントと追加上限25,000ポイントの範囲を超えます。超えた分だけ現金を足せば使えるという制度でもありません。
リッツ・カールトン日光は泊まりたいと思って調べましたが、必要ポイントが10万を超えていたため、無料宿泊特典での利用を見送りました。実際には宿泊していません。
これは私が調べた際の条件です。リッツ・カールトン日光がいつでも10万ポイントを超えると断定するものではありません。行きたいホテルでも、その日の必要ポイントが特典の上限に収まるかどうかは別に確認する必要があります。
無料宿泊特典には発行から1年の有効期限があります。Marriottの公式FAQでは、チェックイン日が有効期限内であることが条件です。期限内に予約を入れるだけでは足りません。特典が付与されたら、予約したい旅行のチェックイン日と券の期限を照らし合わせます。
ホテルによっては追加料金などの負担もあり得ます。また、交通費や2泊目の費用まで宿泊券が負担するわけではありません。「1泊の特典があること」と「旅行全体が無料になること」は区別してください。
特に大型連休は、ホテルの現金料金だけでなく、ポイント・特典を利用する検索で候補を確認します。必要ポイントが高すぎるなら別の候補日やホテルも見て、希望する旅行の範囲で選べるかを確かめます。休みが固定なら、その日程で使えない可能性まで含めて判断する必要があります。
出典:無料宿泊の予約と期限 / 宿泊券の公式FAQ / 特典交換の規約3.2・3.3 / 必要ポイントの変動
6 メリットとデメリットをセットで考える
メリットの一つは、条件を満たした宿泊券と、決済で貯めるポイントをホテル滞在に使えることです。日常の対象支払いを旅行に結び付けられる点に魅力があります。一方で、年会費、決済条件、有効期限、希望日の空室という条件がそろわなければ、期待した使い方ができないこともあります。
プレミアムは通常の対象利用で100円につき3ポイント貯まります。これはポイントが貯まる割合で、現金3%還元という意味ではありません。何ポイントで泊まれるかはホテルと日程で変わり、対象外や付与率が異なる支払いもあります。年間500万円を使ったら必ず150,000ポイントになる、と一律には計算できません。
カード決済でプラチナを取得できる点も魅力ですが、500万円の条件があります。取得した資格を実際の宿泊で使わなければ、朝食やラウンジなどの恩恵は受けられません。すでに別の経路でプラチナを持っている人は、この取得経路が自分にどれだけ必要かも考える余地があります。
アップグレードは楽しみの一つですが、空室状況などによるため、毎回の豪華な部屋を前提に年会費を評価するのは慎重にしたいところです。高い部屋の販売価格と、本人が本当に追加で払いたかった金額は違います。
また、特典を使うためにホテルや旅行日を選ぶことが負担になる人もいます。行きたい宿とカードの特典が合うなら使いやすくなりますが、宿の好みや休める日に合わなければ、特典のために旅行の希望を変える必要が出てくることもあります。
出典:カードのポイント付与 / 加算対象外・換算率が異なる利用 / プラチナ特典と条件
7 続ける人と見直したい人は何が違うのか
継続を考えやすいのは、もともと予定している支払いで必要な条件に届き、期限内にホテルの特典を使う予定があり、その滞在に年会費に見合う価値を感じる人です。決済額、旅行の予定、実際に使う特典を組み合わせて判断します。
たとえば、通常条件の年間400万円に届かない場合は、プレミアムの継続無料宿泊券を受け取る前提の費用比較はできません。既存会員の経過措置を確認したうえで、得られるポイントと実際に使う別の特典だけでも年会費に納得できるかを考えます。足りない金額を埋めるための不要な買い物は、特典とは別の支出です。
年500万円に届く場合は、次に「その資格を使う宿泊があるか」を確認します。たとえば、好んで泊まるブランドが標準の朝食特典の対象外なら、朝食無料を継続の主な価値にはできません。資格を得ることと、自分の旅行で使うことを分けると、判断が具体的になります。
逆に、旅行回数が少ないという理由だけで、一律に合わないとも言い切れません。年に何泊するかだけでなく、その旅行で特典を使えるか、年会費を払ってでもその滞在をしたいかが重要です。年1回の旅行で必ず元が取れると決めつけるのも、年1回では絶対に無駄と決めつけるのも避けたいところです。
| 確認すること | 継続を考えやすい条件 | 見直す理由になる条件 |
|---|---|---|
| 決済額 | 予定している対象支払いで届く | 達成のために不要な支出が増える |
| 旅行の予定 | 期限内に使う機会がある | 旅行が減って特典が余る |
| 希望日とホテル | 対象客室と必要ポイントが合う | 休める日に使えない・好みの宿が対象外 |
| 会員特典 | 朝食など実際に使うものがある | 対象外の宿が中心・特典の出番が少ない |
| ポイント | 使う宿泊先や時期がある | 貯めるだけで使えない |
| 他のカードとの差 | 費用差を含めても価値を感じる | 必要な還元や特典を別の方法で得られる |
この表は、一つでも右側なら解約という判定表ではありません。自分にとって大きな条件がどちらにあるかを整理するためのものです。家計の使い方や旅行の好みまで、カードの条件へ無理に合わせる必要はありません。

8 それでも私がプレミアムを解約しない理由
ここからは私自身の話です。私はサラリーマンなので、遠出できるのは大型連休になりがちです。そして、そういう時期はホテルがどこも高いと感じます。日程を自由に選んで安い時期へずらす人と、私ではカードの評価が変わると思います。
私が考えているのは、無料宿泊特典で1泊、貯めたポイントでもう1泊という、合計2泊の使い方です。無料宿泊特典だけで2泊できるという意味ではありません。宿泊券とポイントを組み合わせて旅行に使えることが、年会費が上がっても継続したい理由になっています。

この使い方を考えると、私には年会費はペイできるという感覚があります。ただし、この記事で過去の宿泊料金とポイントの記録を並べ、何円得したと証明しているわけではありません。自分が旅行できる時期と、使いたい特典を踏まえた現在の判断です。
通常100円につき3ポイント貯まることも大きいです。私はポイントが貯まりやすいと感じています。宿泊券に加えて、決済で貯めたポイントも次の宿泊に使えることが、このカードを持つ理由になっています。

プラチナ会員のメリットについては、正直に言うと、年々薄れてきたと感じる部分があります。私の場合、アップグレードといっても高層階になるくらいのことが多いです。毎回すごい部屋になるという感覚ではありません。
それでも、朝食が無料になるメリットは大きいと感じています。アップグレードへの満足感は以前ほどではなくても、朝食の特典には価値を感じる。この二つは、私の中では別の評価です。
カード決済でプラチナ会員資格を得られることも、継続判断に大きく影響しています。私は毎年、決済による資格の条件をクリアしてきました。ただし、以前もずっと500万円という条件だったわけではありません。既存会員の2025年の条件と、2026年からの条件は分ける必要があります。
もう一つ、ライフタイムプラチナを目指していることも、私がこのカードを解約しない理由です。
現在、私のライフタイム実績は103泊、プラチナの資格年数は5年です。ライフタイムプラチナの条件は600泊とプラチナ以上の資格10年なので、現時点では497泊と、資格年数で5年分が残っています。
プレミアムカードで毎年付与される15泊分の宿泊実績は、ライフタイムの泊数にも加算されます。一方、年間500万円の対象決済でプラチナ資格を取得しても、50泊分の宿泊実績が付くわけではありません。泊数と資格年数は、それぞれ積み重ねる条件です。
国内でおすすめしたいホテルは、京都のウェスティンです。泊まったのは2〜3年前で、正確な時期は覚えていませんが、朝食がおいしく、サービスもよく、部屋もきれいだったという印象が残っています。場所のよさも含めて気に入っています。
同じく京都では、リッツ・カールトン京都もいいと思います。こちらも2〜3年前の滞在を振り返った感想です。これらは当時の感想で、現在の宿泊料金や必要ポイントを示すものではありません。
なお、おすすめのホテルであることと、プラチナの朝食特典が付くことは別です。ウェスティンではプラチナのウェルカムギフトとして朝食を選べますが、ザ・リッツ・カールトンは同じ朝食特典の標準対象ではありません。当時よかったという感想と、今の予約条件は分けて確認してください。
出典:ライフタイム資格の条件 / ライフタイムの泊数と資格年数 / カード付与の宿泊実績 / 決済による会員資格の改定 / ブランド別の朝食特典
9 宿泊券1泊とポイント1泊では 手持ちポイントの配分が大事
合計2泊を考えるときは、2泊目の必要ポイントだけでなく、1泊目に手持ちポイントを追加するかどうかも確認が必要です。1泊目へ追加した分は、2泊目にもう一度使うことはできません。
Marriott公式サイトでは、ポイント・特典を使う複数泊の予約で、宿泊券1枚と残りの泊数のポイントを組み合わせられます。1泊ずつ必ず別予約にしなければならないわけではありません。予約する画面で、券を使う泊と、引かれるポイントを確認してください。
仕組みを説明するために、架空の必要ポイントで見てみます。これは私の宿泊記録でも、特定のホテルで現在予約できる料金でもありません。
1泊目に90,000ポイントが必要なら、プレミアムの宿泊券75,000ポイントに、自分の15,000ポイントを追加します。2泊目に60,000ポイントが必要なら、こちらは自分のポイントから60,000ポイントを使います。この例では、宿泊券1枚に加えて、手持ちポイントが合計75,000ポイント必要です。
もし最初の残高が60,000ポイントしかなければ、2泊目だけなら足りても、1泊目への追加分を含めると足りません。「無料宿泊券が1枚あるから、残高は2泊目だけ見ればいい」とは限らないことが分かります。
予約前には「1泊目に追加するポイント」「2泊目に使うポイント」「手持ちから引かれる合計」を並べて確認すると、足りるかどうかが分かります。2泊分を別々に計算するだけでなく、宿泊券に使った追加分も含めて残高を見るのがポイントです。
10 年会費の元を考えるときは 他のカードとの差も見る
ホテルの現金料金が10万円と表示されているから、宿泊券を使えば10万円節約できた、と単純には言えません。カードがなければ5万円の別の宿を選んでいたのなら、実際に避けた支出と、普段よりよいホテルに泊まれた楽しみは分けて考えられます。ここでの金額は比較方法の例で、私の旅行実績ではありません。
ポイント宿泊も、年会費だけで生まれた無料の利益とは扱えません。自分の決済で貯めた残高を使っていますし、同じ支払いを別のカードに集めた場合にも、そのカードの還元が得られる可能性があります。
比較するときは、同じ支払いをどちらのカードに集めるかという前提をそろえます。プレミアムと一般カードなら年会費差は48,400円で、通常付与は100円3ポイントと2ポイントの違いがあります。実際に使える宿泊券と特典の差も加え、年会費の差に納得できるかを見ます。額面のポイント差をそのまま円の利益として足さないことも大切です。
朝食やアップグレードの評価も同じです。もともとホテルで朝食を買う予定だったなら、実際に支払わずに済む金額を考えられます。一方、普段なら外で食べる人にとっては、ホテルの朝食料金がそのまま現金の節約になるとは限りません。おいしい朝食を楽しめた満足はありますが、満足と支出回避を分けたほうが判断は整理できます。
使っていない宿泊券、まだ使い道が決まっていないポイント、一度だけの入会特典などを毎年の利益として足し続けると、継続の評価は大きくなりすぎます。これからの1年間に、どの特典をどの旅行で使うかという見通しを持つことが重要です。
11 見直すなら 一般カードへの切替と解約を同じに考えない
プレミアムを見直すときには、一般カードへ切り替える方法と、カードを解約して別の方法を選ぶ場合があります。一般カードは年会費が下がりますが、無料宿泊の額面や利用条件、カード決済でプラチナを得られるかなどが変わります。
一般カードへの切替を検討しやすいのは、Marriottのホテルは引き続き利用したいものの、カード決済でプラチナを得る経路は必要なく、通常条件の年間250万円なら予定している支払いで届く人です。さらに、50,000ポイントの宿泊券と必要に応じた最大25,000ポイントの追加で、希望する宿泊に使えるかを確認します。
この場合も、カード名だけで判断しません。一般カードの券でも同じ希望日に使える人と、プレミアムの上限がなければ届かない人では、切替の影響が違います。通常付与が100円3ポイントから2ポイントに変わる点も含めて比べます。250万円に届けば誰でも一般カードが有利、ということではありません。
現在の公式FAQでは、切替には入会から6か月の経過が必要で、切替後は1年間、再び切り替えられません。無料宿泊の集計期間は切替日からやり直しになります。
また、カードの切替では、無料宿泊やエリート資格獲得に向けた途中の対象利用額がそのまま引き継がれるわけではありません。今のカードでどこまで条件を満たしたか、次の特典がいつ付くかを見ずに切り替えると、想定していた特典を受け取れない可能性があります。
獲得済みの宿泊券については、公式FAQで解約後も有効期限まで利用できると案内されています。ただし、決済条件を達成しただけで、まだ付与されていない券とは扱いが違います。特典付与時に退会していると付与対象外になるため、「条件達成済み」と「受取済み」を区別してください。
会員資格がいつまで維持されるかも、解約・切替時に個別の状況を確認します。ずっとプラチナでいられるとも、その場ですぐ消えるとも決めつけないほうがよいでしょう。年会費だけを見て「今すぐ切り替えれば差額がそのまま得」とは判断しないでください。
ポイント口座とクレジットカードは別の仕組みです。カードの解約と、Marriott Bonvoy会員アカウント自体の退会も別の手続きです。ただし、ポイントや特典の期限を放置してよいという意味ではありません。Bonvoyポイントは原則として24か月連続で対象の活動がないと失効します。変更する前に、残高、未反映分、有効期限、未使用の宿泊券、資格の状況と、カード会社の案内を確かめておきましょう。
実際に解約する場合は、通信費や公共料金など継続する支払いの変更、家族カードやETCカードへの影響も確認してから進めます。
出典:一般とプレミアムの条件比較 / 切替・解約後の宿泊券などのFAQ / カード退会と付帯資格の留保 / ポイントの失効条件 / 解約前の支払い変更等
まとめ 条件を理解したうえで 私は継続を選ぶ
私がマリオットボンヴォイプレミアムを解約しないのは、大型連休に遠出することが多く、無料宿泊1泊とポイント1泊を組み合わせる使い方に価値を感じるからです。通常100円3ポイントの貯まりやすさや、プラチナで利用できる朝食も、継続する理由になっています。
ただし、年会費を払えば無条件に泊まれるわけでも、500万円を使えば誰でも満足できるわけでもありません。無料宿泊をもらう条件と使う条件、通常会員・ゴールド・プラチナの違い、一般カードとプレミアムの違いを分けて理解することが出発点です。
そのうえで、予定している支払いで条件に届くか、旅行する日に使えるか、他の選択肢と比べても自分に価値があるかを確認してください。私の継続理由が、その判断の一例になればと思います。
YouTube:YouTubeチャンネル
X:@mileage_points