ATM手数料が年5,280円!ネット銀行ランクで0円化する設定
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最終更新日:2026年7月22日
📌 結論(30秒でわかる)
- ATM手数料220円を月2回払っているだけで、年間5,280円が黒字のまま消えている
- 楽天銀行・住信SBIネット銀行のランク制度を使えば、条件次第でATM・振込手数料はまとめて無料にできる
- 難しい裏技は不要。「一定の残高を置く」か「給与受取に設定する」のどちらかで無料回数は増える
給料日の翌朝、コンビニのATMでお金を下ろして「あ、また手数料取られた」と気づく。うちではこれが月に1〜2回、当たり前のように起きていた。
220円なんて大した額じゃない、と思うかもしれない。でも220円を月2回、1年続けると5,280円になる。子どもの体操教室の月謝1回分くらいの金額が、ただATMに立ち寄っただけで消えている計算だ。
僕はクレジットカードを20枚持っていてANAのダイヤモンド会員でもあるけど、正直に言うと銀行の手数料についてはずっと後回しにしていた。ポイ活は好きでも、銀行のランク制度みたいな「地味な最適化」は面倒に感じて手をつけていなかったからだ。
この記事は、MNPや複雑な裏技には興味がないけど、「毎月同じ手数料を払い続けるのはさすがに嫌だ」と思っている人向けに書いた。ネット銀行のランク制度を使って、ATM手数料・振込手数料を実質0円にする具体的な条件をまとめている。
手数料220円×月2回=年5,280円の実態
まず前提を整理しておきたい。ATM手数料や振込手数料は、銀行によって・時間帯によって・使う機械によってバラバラだ。三菱UFJ銀行の公式ページでは、平日8:45〜18:00にセブン銀行ATMを利用した場合の手数料は220円、それ以外の時間帯は330円と案内されている(出典:三菱UFJ銀行 公式)。
振込のほうも見てみる。同じく三菱UFJ銀行の公式ページによると、他行あての振込手数料はインターネットバンキング利用で154〜220円、ATM(現金)利用だと880円、窓口だと990円かかる(出典:三菱UFJ銀行 公式)。つまり「何も設定しない」状態だと、ATMでも振込でも200〜900円台の手数料が毎回発生する。
ここで「220円×月2回=年5,280円」を、わが家の生活リズムに置き換えてみる。給料日にATMで生活費を下ろし、月末にもう1回下ろす。これだけで月440円、年5,280円。さらに保育料や町内会費を振込で払う月が年に数回あれば、そこにも数百円が乗る。

大きい金額ではない。でも「気づかずに毎年払っている」という点が問題だと僕は思っている。クレカのポイントを1円単位で計算する人が、銀行の手数料は「まあいいか」で流してしまう。うちの財布もしばらくそうだった。
ネット銀行のランク制度とは
ここからが本題。楽天銀行や住信SBIネット銀行など主要なネット銀行は、口座の利用状況に応じて会員ランクを判定し、ランクが上がるほどATM・振込の無料回数が増える「ランク制度」を採用している。
まず楽天銀行の「ハッピープログラム」。公式サイトによると、ランクは残高または取引件数で5段階に分かれている(出典:楽天銀行 公式)。
| ランク | 条件 |
|---|---|
| スーパーVIP | 残高300万円以上 または 取引30件以上 |
| VIP | 残高100万円以上 または 取引20件以上 |
| プレミアム | 残高50万円以上 または 取引10件以上 |
| アドバンスト | 残高10万円以上 または 取引5件以上 |
| ベーシック | エントリーのみ |
| ランク | ATM無料 | 他行振込無料 |
|---|---|---|
| スーパーVIP | 7回/月 | 3回/月 |
| VIP | 5回/月 | 3回/月 |
| プレミアム | 2回/月 | 2回/月 |
| アドバンスト | 1回/月 | 1回/月 |
| ベーシック | 0回 | 0回 |
さらに楽天銀行では、給与・賞与・年金の受取設定をしていると、ランクに関係なく他行振込手数料が月3回無料になる特典が全ランク共通で付く(出典:前掲・楽天銀行公式)。つまり残高を大きく積まなくても、給与受取口座に指定するだけで振込3回分は無料が確保できる。
次に住信SBIネット銀行の「スマプロ」。こちらも5段階で、上位ランクになるほど無料回数が大きく増える設計になっている(出典:住信SBIネット銀行 公式)。
| ランク | ATM無料 | 他行振込無料 |
|---|---|---|
| プラチナVIP | 20回/月 | 20回/月 |
| VIP | 15回/月 | 15回/月 |
| ゴールド | 10回/月 | 10回/月 |
| シルバー | 5回/月 | 5回/月 |
| ベーシック | 2回/月 | 1回/月 |
住信SBIネット銀行は新規口座開設者が自動的に「シルバー」(ATM無料5回/月・振込無料5回/月)からスタートし、口座開設日から4ヵ月間はランクが下がらない(出典:前掲・住信SBIネット銀行公式)。つまり口座を作った直後から、月5回程度のATM利用や振込であれば無料の範囲に収まる。
無料回数を最大化する条件(残高/取引数)
ランクを上げる条件は、大きく分けて「残高」と「取引実績」の2種類だ。うちの場合で考えると、正直300万円や1,000万円という残高条件はハードルが高い。子どもの学費や生活防衛資金を考えたら、そこまで銀行口座に眠らせておくのは現実的じゃない家庭が多いと思う。
そこで狙うべきは、残高ではなく「条件を組み合わせて満たす」ランクだ。楽天銀行なら残高10万円以上か取引5件以上で「アドバンスト」になり、ATM・振込とも1回無料になる。住信SBIネット銀行は給与・賞与・年金受取か口座振替1件のどちらか1つを満たすだけで「シルバー」になり、ATM5回・振込5回無料まで一気に上がる。

取引件数のカウント対象は、デビットカード利用や口座振替、投資信託の購入など銀行によって細かく違う。ここは正直、僕も最初は「取引件数ってどこまで数えてくれるの?」と公式ページを何度も読み返した。結論としては、各行のランク判定ページに表として載っているので、契約中の銀行のページを開いて自分の直近の実績と照らし合わせるのが一番早い。
ATM手数料を0円にする具体的な設定
結論、ATM手数料を0円にする一番の近道は「メイン銀行を、ランク制度のあるネット銀行に切り替える」ことだ。手順は次の通り。
- 楽天銀行または住信SBIネット銀行の口座を開設する(既に持っているなら次へ)
- 公式サイトのランク判定ページで、現在の自分のランクとATM無料回数を確認する
- 給与受取・年金受取・デビットカード契約など、無料回数が上がる条件を1つ選んで設定する
- 生活費の引き出しを、無料回数の範囲内(月1〜5回程度)に収まるようにまとめて下ろす
- 翌月、実際にATM利用時の手数料が0円表示になっているかアプリの利用履歴で確認する
ここで大事なのは「まとめて下ろす」という発想だ。うちも以前は、必要になったらそのたびにコンビニに寄って220円払っていた。今は給料日に月の生活費をまとめて1〜2回で引き出すようにしただけで、無料回数の範囲に収まるようになった。
もう1点、ネット銀行を検討するなら金利面も一緒に見ておくと効率がいい。ランク制度と預金金利は別の話だけど、どうせ口座を作り直すなら比較しておいて損はない(関連記事:ネット銀行の金利比較)。
振込手数料を0円にする具体的な設定
振込のほうは、ATMより設定がシンプルだ。ポイントは「振込元をネット銀行の同一行内、もしくはランクの無料回数内に収める」こと。
- 保育料・町内会費・仕送りなど、毎月または定期的に発生する振込先を洗い出す
- その振込を行っているメイン口座のランクと、他行振込無料回数を確認する
- 無料回数を超えそうなら、給与受取設定(楽天銀行なら月3回無料が上乗せ)を検討する
- 夫婦で振込先が分かれている家庭は、どちらの口座から払うかを一度決めておく
夫婦で口座がバラバラだと、「あなたが払っておいて」のやり取りのたびに無料回数を使い切ってしまうことがある。うちも一度、妻と僕がそれぞれ別の口座から同じ支払いを重複して振込したことがあって、地味に気まずかった。家計の振込先は1つの口座にまとめておくほうが、無料回数の管理もしやすい(関連記事:夫婦の家計管理口座の分け方)。

ランクを維持するための最低限の使い方
ランクを一度上げても、翌月には条件を満たさず下がってしまうことがある。楽天銀行・住信SBIネット銀行とも、ランク判定は前月の残高や取引実績を基に毎月見直される仕組みだ(出典:前掲・各社公式)。
維持のコツは、実は難しくない。①給与受取をその口座に固定する、②生活費の一部(数万円程度)を移動させず置いておく、③デビットカードや口座振替を1〜2件だけその口座に紐づける。この3つのうち1つでもやっておけば、多くの家庭は「アドバンスト」や「シルバー」クラスは維持できる。
ちなみに投資用に別の証券口座を持っている人は、その連携設定も見ておくといい。ネット銀行と証券会社を連携させると、残高の一部が判定に有利になる仕組みを持つ銀行もある(関連記事:ネット証券の比較)。あわせて、口座の取引実績が増える分、不審なログインにも気づきやすくするためのセキュリティ設定も一度見直しておきたい(関連記事:証券口座の乗っ取り対策)。
よくある質問
メガバンクのままでもランク制度は使えますか?
メガバンク各行にも独自の優遇プログラムはあるが、無料回数の上限がネット銀行より少ない傾向がある。三菱UFJ銀行の場合、他行ATM利用は平日日中でも220円、それ以外は330円かかる(出典:前掲・三菱UFJ銀行公式)。メガバンクをメインにしたまま手数料を大きく減らすのは難しいため、無料回数の多いネット銀行をサブ口座として使い分けるのが現実的だ。
ランクはいつ判定されますか?
楽天銀行は毎月25日時点の資産残高または前月26日〜当月25日の取引実績で判定し、翌月1日から新しいランクが適用される(出典:前掲・楽天銀行公式)。銀行によって判定日は異なるため、ランクを上げたい月がある場合は判定日の少し前から残高や取引を意識しておくとよい。
ATMで手数料無料回数を使い切ったらどうなりますか?
無料回数を超えた分は通常の手数料が発生する。だからこそ、必要な現金は月初か給料日にまとめて引き出し、無料回数の範囲に収める使い方が手数料をゼロに近づける一番の方法になる。
ランク制度がある銀行なら、どこでも同じ効果がありますか?
いいえ。銀行ごとに無料回数・条件・判定タイミングが違う。本記事で挙げた楽天銀行・住信SBIネット銀行はいずれも無料回数が比較的多い設計だが、それ以外のネット銀行を使っている場合は、その銀行の公式サイトでランク条件を確認してから設定を見直してほしい。
まとめ:やるべき人・やらなくていい人
やるべき人:月に1回以上ATMや振込を使い、かつメガバンクや優遇のない口座をメインにしている人。給与受取設定と、無料回数内にまとめる使い方の2つだけで、年5,280円前後の手数料をほぼゼロにできる可能性がある。
やらなくていい人:すでにネット銀行のランク上位を維持していて手数料を払っていない人、あるいは月の現金利用・振込がほぼゼロでキャッシュレス中心の生活をしている人。この場合は手数料より先に、金利や家計管理の口座設計を見直すほうが効果が大きい。
うちも銀行の手数料は「わずかな金額だから」と後回しにしていたけど、年間5,280円という数字に翻訳してみると、放っておく理由はなくなった。裏技ではなく、口座の設定を1つ変えるだけの話なので、次の給料日までに一度確認してみてほしい。
この記事を書いた人
40代・2児のパパ。クレジットカードを20枚使い分けながら、ANAダイヤモンド会員として飛行機での家族旅行を楽しんでいる。派手な裏技より「毎月の小さな垂れ流し」を止める設定を優先して発信している。
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