ℹ️ 本記事は電力会社の公式単価や資源エネルギー庁の情報をもとに整理したものです。電気料金は燃料費調整や制度改定で変動し、契約プランや地域によって仕組みが異なります。金額は2026年7月時点の目安です。実際の料金はご契約中の電力会社の最新情報でご確認ください。

最終更新:2026年7月11日

📌 30秒でわかる結論

  • 電気代を無理なく下げるコツは、効果の大きい順に「契約の見直し → 大物家電の使い方 → 電力会社の比較」の順で試すこと。
  • いちばん手軽で継続的に効くのが契約アンペアの見直し。東京電力の例では、10A下げると基本料金が月311円75銭(年約3,741円)下がります。
  • ただしアンペアで下げられるのは「アンペア制」の地域だけ。関西など「最低料金制」の地域では効きません。まず検針票で自分の契約を確認しましょう。
  • あとはエアコン・冷蔵庫・照明の使い方を少し工夫するだけで、我慢せずに固定費を減らせます。

物価高のなかで、じわじわ効いてくるのが電気代です。育休中に家計と向き合って気づいたのは、電気代は「こまめに消す」より、仕組みを一度見直すほうがずっと効くということでした。この記事では、効果の大きい順に、無理なくできる電気代の下げ方を5ステップで紹介します。

まず「効果の大きい順」に手を付ける

電気代を下げる手順は効果の大きい順に契約アンペアやプランの見直し次に大物家電の使い方最後に電力会社の比較

電気代の節約は、やみくもに始めても続きません。おすすめは、「一度やれば継続的に効く」ものから順に手を付けることです。具体的には、①契約アンペア・プランの見直し(一度の手続きでずっと効く)→②エアコンなど大物家電の使い方→③電力会社の比較、という順番です。まずは①から見ていきましょう。

①契約アンペアを下げると、基本料金が下がる

東京電力の従量電灯Bの契約アンペア別の基本料金 10Aで約311円から60Aで約1870円

多くの地域では、契約アンペアが大きいほど毎月の基本料金が高くなります。使う電気の量に関係なく、契約しているだけでかかる固定費なので、今の生活に対して契約アンペアが大きすぎるなら、下げるだけで確実に安くなります。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bを例に見てみましょう。

契約アンペア 基本料金(税込/月)
20A 623円50銭
30A 935円25銭
40A 1,247円00銭
60A 1,870円50銭

この表のとおり、10A下げるごとに月311円75銭、年間で約3,741円基本料金が下がります(2026年7月時点)。たとえば40Aから30Aに変えれば、それだけで年3,741円の節約。手続きは電力会社への申込で、工事不要のことが多いです(会社・設備により異なるため要確認)。

⚠️ 下げすぎ注意:アンペアを下げすぎると、家電の同時使用でブレーカーが落ちます。目安は「契約アンペア×100V=同時に使えるワット数」(例:30A≒3,000W)。エアコン・電子レンジ・ドライヤーなどを同時に使う家庭は、余裕をもった容量にしましょう。

②【重要】自分の地域は「アンペア制」か確認する

アンペア制の地域はアンペアを下げると節約できるが最低料金制の地域は下げる対象がなく効かない

ここが大事なポイントです。実は、「アンペアを下げて節約できる」のは、契約アンペアがある地域(アンペア制)だけです。関西・中国・四国・沖縄などの一部地域は「最低料金制」で、そもそも契約アンペアという概念がありません。この場合、アンペアを下げる節約はできず、使い方の工夫やプラン見直しで対応することになります。

自分の家がどちらかは、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や電力会社のマイページで契約種別・契約アンペアを見れば分かります。「A(アンペア)」の記載があればアンペア制です。まずはここを確認してから、下げる価値があるかを判断しましょう。

③家電の使い方で、我慢せずに減らす

家電の使い方の節約額の目安 エアコンの設定温度や冷蔵庫の設定やLED化で年間数百円から数千円

基本料金の見直しと両輪で効くのが、消費の大きい家電の使い方です。資源エネルギー庁の試算をもとにした、年間の節約額の目安がこちらです(電力量単価を約31円/kWhと想定した目安。実際の単価は契約で異なります)。

工夫 年間の節約額(目安)
エアコン暖房を21℃→20℃に 約940円
冷蔵庫の設定を「強」→「中」に 約1,910円
冷蔵庫に詰め込みすぎない 約1,360円
白熱電球を電球形LEDに交換 約2,883円

とくに照明のLED化は効果が大きく、一度替えれば長く効きます。また、使っていない機器がコンセントに挿さっているだけで消費する「待機電力」は、家庭全体の電力量の約5.1%を占めるとされます。長期間使わない機器は主電源を切る、節電タップを使う、といった対策も地味に効いてきます。

④それでも高いなら、電力会社・プランの比較

電気代節約の注意点 最低料金制はアンペアで下がらない下げすぎるとブレーカー基本料金と使用量は別検針票で確認

契約の見直しと使い方の工夫をしてもまだ高いと感じるなら、電力会社やプランの乗り換えも選択肢です。ただし、単価やプランは会社・時期で変動するため、乗り換え前に必ず、今の契約と実際の使用量で試算して比較してください。「安くなる」とうたっていても、自分の使い方では逆に高くなることもあります。

最後に、注意点を整理しておきます。①最低料金制の地域はアンペアで下がらない、②下げすぎるとブレーカーが落ちる、③基本料金が下がっても使った分の電力量料金は別、④まずは検針票で自分の契約を確認。この4つを押さえておけば、失敗なく無理のない節約ができます。

我が家が実際にやった見直しの順番

参考までに、我が家が電気代を見直したときの順番も紹介しておきます。特別なことは何もしていません。

  1. まず検針票で契約アンペアを確認。 40Aで契約していましたが、家電の同時使用を数えてみると30Aでも足りそうだと分かり、思いきって30Aに下げました。
  2. 照明をLEDに。 よく使うリビングと廊下から順に、電球が切れたタイミングで電球形LEDに交換していきました。
  3. 冷蔵庫の設定を「中」に。 夏場以外は「中」で十分でした。庫内を詰め込みすぎないことも意識しています。

どれも一度やれば効き続けるものばかりで、日々「我慢している」という感覚はほとんどありません。節約は根性より仕組み、というのが実感です。エアコンをつけるのを我慢して体調を崩しては本末転倒。使うところは使い、固定費でしっかり削る——このメリハリが、無理なく続けるコツだと思います。まずは検針票を見るところから、気軽に始めてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 契約アンペアはどこで確認できますか?
A. 検針票(電気ご使用量のお知らせ)やブレーカーの表示、電力会社のマイページで確認できます。
Q. アンペアを下げる手続きは有料ですか?
A. 一般には申込のみで工事不要のことが多いですが、会社や設備によって異なるため、契約先で確認してください。
Q. どの家電から見直すと効きますか?
A. 消費電力の大きいエアコン・冷蔵庫・照明・給湯からです。設定温度と待機電力の見直しが手軽です。
Q. 電力会社を乗り換えれば必ず安くなりますか?
A. 必ずとは限りません。単価やプランは各社・時期で変動するため、現在の契約と実際の使用量で試算してから判断しましょう。

まとめ:仕組みを一度見直せば、あとはラク

  • 効果の大きい「契約の見直し」から手を付ける。
  • アンペアで下がるのはアンペア制の地域だけ。まず検針票を確認。
  • 家電の使い方+LED化で、我慢せずに上乗せの節約。
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この記事を書いた人:お得ガイド編集部(40代・2児のパパ)
育休中に家計と本気で向き合い、固定費の見直しを実践中。「損したくない」ふつうの家庭目線で、家計のムダをかみくだいて発信しています。

※電気料金は燃料費調整や制度改定で変動します。金額は2026年7月時点の目安で、契約プラン・地域により異なります。実際の料金は各電力会社の最新情報でご確認ください。
参考:東京電力エナジーパートナー 料金単価表資源エネルギー庁 家庭向け省エネ情報(2026年7月11日時点で確認)

ABOUT ME
お得ガイド編集部
30代・都内在住。2019年から楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングを中心に物販の副業を続けています。クレジットカードでマイルやホテルポイントを貯めるのが趣味(ANAダイヤモンド/JAL JGC会員)。初心者がネット通販で損しない「お得な買い方」を、わかりやすく発信しています。