ℹ️ 本記事は情報提供を目的としたもので、投資の勧誘ではありません。投資には元本割れのおそれがあり、「下がったら必ず戻る」「続ければ必ず儲かる」とは限りません。最終的な判断はご自身で行ってください。

最終更新:2026年7月11日

📌 30秒でわかる結論

  • 初心者の失敗はほぼ2パターン。「下がって慌てて売る」「商品を増やしすぎて管理不能」
  • いちばんもったいないのは暴落時に積立を止めること。本来いちばん安く買える局面を逃します。
  • 対策はシンプル。自動積立にして、なくても困らない額で、口座を見すぎない
  • 「暴落で不安になる」のは誰でも同じ。僕もなりました。大事なのは、その時に操作しない仕組みを先に作っておくことです。

投資でうまくいかない人の多くは、商品選びを間違えたわけではありません。続け方でつまずいているだけ、というケースがほとんどです。この記事では、初心者がやりがちな失敗を先に並べ、そのうえで「暴落が来ても続けられる仕組み」を5つにまとめます。

初心者がやりがちな「5つの失敗」

投資初心者がやりがちな5つの失敗 元本保証と勘違い・狼狽売り・暴落で積立停止・高リスク商品・枠の埋めすぎ
  1. 元本保証だと勘違いして始める。 「NISAなら安全」と思い込み、値下がりでパニックになる。まず「株式は下がることがある」を受け入れるのが出発点です。
  2. 短期の値動きで売買する。 上がれば買い増し、下がれば売り。これは積立が本来もつ「平均買付単価をならす効果」を、自分の手で壊してしまいます。
  3. 暴落したら積立を止める。 いちばんやりがちで、いちばん惜しい失敗。安く多く買えるはずの局面を、自分から手放すことになります。
  4. 値動きの激しい商品に安易に手を出す。 レバレッジ型やテーマ型など、仕組みを理解しないまま高リスクを取る。これらは長期積立に不向きとされ、つみたて投資枠の対象からも外れています。
  5. 枠を埋めることを目的化する。 「早く1,800万円を使い切ろう」と生活費まで削り、いざという時に安値で売る羽目に。

なぜ「暴落で売る」がいちばん損なのか

積立ドルコスト平均法の効果 価格が高いとき少なく安いとき多く買うので暴落時こそ口数を多く仕込める

毎月一定額を積み立てると、価格が高いときは少なく、安いときは多く買うことになります(ドルコスト平均法)。つまり暴落は、見方を変えれば同じ金額でたくさんの口数を仕込めるバーゲン局面でもあるわけです。

ここで積立を止めてしまうと、そのバーゲンを丸ごと見送ることになります。もちろん「今が底だから買い増せ」と言いたいわけではありません(底は誰にも分かりません)。いつも通り、淡々と続ける——それだけで十分だという話です。

🔢 数字でイメージしてみる
たとえば、ある投資信託の価格が「1万円 → 5千円 → 1万円」と動いたとします。毎月1万円ずつ買うと、1回目は1口、値下がりした2回目は2口、3回目はまた1口で、合計4口を3万円で購入。平均の取得単価は7,500円です。もし怖くなって2回目(いちばん安い月)に買うのをやめていたら、最も安く2口仕込めるチャンスを自分から手放していたことになります。これが「暴落で止めるのがもったいない」の中身です。

ちなみに僕自身は、「毎月・同じ日に・同じ額を・つみたて投資枠で」自動買付する設定にして、基本は放置しています。相場が荒れた月ほど、意識して口座を見ない。地味ですが、これがいちばん続きました。

暴落しても続けるための「5つのコツ」

暴落しても積立を続ける5つのコツ 自動積立・生活防衛資金・なくても困らない額・目的を書く・見すぎない
コツ ねらい
①自動積立にする 「買うかどうか」の判断を自分から外す
②生活防衛資金を先に確保 暴落時に投資分を取り崩さずに済む
③なくても困らない額で 続けられる金額こそ正義
④目的を紙に書く 何年後・何のためか。短期の変動に流されない
⑤口座を見すぎない 見るほど操作したくなる。放置が最強

始める前に確認したい3つ

投資を始める前に確認したい3つ 生活防衛資金・許容できる下落・積立額を先に決める
  • 生活防衛資金(数カ月分)は現金で確保したか。 ここが土台です。
  • どのくらい下がっても耐えられるか、先に決めたか。 「半分になっても続けられる額」に積立を設定しておくと、暴落時に慌てません。
  • SNSの利益報告と比べていないか。 他人の額は他人の家計。自分の目的に合わないリスクを取る一番の原因です。

手を出す前に知っておきたい商品

長期積立に不向きとされる商品の例 レバレッジ型やテーマ型は値動きが大きくつみたて投資枠の対象外

レバレッジ型(値動きを何倍にも増幅する商品)や、話題先行のテーマ型は、値動きが大きく長期の積立には不向きとされています。実際、つみたて投資枠の対象からも外されています。仕組みを自分の言葉で説明できない商品には手を出さない——これだけで大きな失敗はかなり防げます。

もし1つだけ守るなら「積立額」から決める

ここまで失敗とコツを並べてきましたが、優先順位をつけるなら最初に決めるべきは「積立額」だと僕は思います。理由はシンプルで、金額さえ無理のない額にしておけば、暴落が来ても「まあ、この額なら続けられるか」と思えるからです。

逆に、勢いで背伸びした額に設定してしまうと、少し下がっただけで不安になり、狼狽売りの引き金になります。「半分に下がっても、たぶん続けられる」と思える額——そこが、自分にとっての正解ラインです。商品選びで何日も悩む前に、まずここを決めてしまいましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 暴落したら売るべきですか?
A. 長期・積立が前提なら、慌てて売る「狼狽売り」は平均買付単価をならす効果を壊します。まず積立額と生活防衛資金を見直しましょう。
Q. 積立を一時停止してもいいですか?
A. 家計が苦しければ減額・停止も選択肢です。ただし「安く買える局面を逃す」トレードオフも理解したうえで、家計の都合で判断しましょう。
Q. 一括と積立、どちらがいいですか?
A. それぞれ長所短所があります。初心者はタイミングを気にせず続けられる積立が基本とされますが、断定はできません。
Q. いくらまで下がったら危険ですか?
A. 一律の基準はありません。事前に「許容できる下落」と「積立額」を決めておくことが、いちばんの備えになります。
Q. 銘柄は何本くらいに絞ればいいですか?
A. 明確な正解はありませんが、初心者は低コストの投資信託を1〜2本に絞ると管理がラクです。増やしすぎると中身が重複し、何を持っているか分からなくなりがちです。

まとめ:失敗の9割は「続け方」で防げる

  • 失敗は「狼狽売り」と「増やしすぎ」に集約される。
  • 暴落は安く買える局面。止めずに淡々と続ける。
  • 自動積立・生活防衛資金・見すぎない、で仕組み化する。

投資と聞くと「センスのある人が勝つ世界」というイメージを持つかもしれません。でも少なくとも新NISAでのコツコツ投資に関して言えば、勝敗を分けるのは才能ではなく「余計なことをせずに続けられたかどうか」だと感じています。派手な必勝法を探すより、今日ここで挙げた失敗を1つずつ避けるほうが、よほど堅実です。あなたが長く続けられる形を、無理のない金額で見つけてもらえたらと思います。

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この記事を書いた人:お得ガイド編集部(40代・2児のパパ)
育休中に家計と本気で向き合い、クレジットカードは20枚以上を使い分けるマイル&ポイント好き。積立NISAはコツコツ実践中。むずかしい制度を「損したくない」ふつうの家庭目線でかみくだいて発信しています。

※本記事は情報提供を目的としたもので、投資の勧誘ではありません。投資には元本割れのおそれがあり、過去の実績は将来の成果を保証しません。最終判断はご自身の責任でお願いします。
参考:金融庁「資産形成の基本」(2026年7月11日時点で確認)

ABOUT ME
お得ガイド編集部
30代・都内在住。2019年から楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングを中心に物販の副業を続けています。クレジットカードでマイルやホテルポイントを貯めるのが趣味(ANAダイヤモンド/JAL JGC会員)。初心者がネット通販で損しない「お得な買い方」を、わかりやすく発信しています。