格安SIMのデメリットは?乗り換えて分かった5つの裏側と対策
最終更新:2026年7月11日
- 格安SIMの主なデメリットは、①昼や夕方に速度が落ちやすい ②キャリアメールが使えない ③かけ放題は別料金 ④店舗サポートが少ない ⑤LINEのID検索に一手間の5つ。
- ただし、多くは事前の準備や設定で対策できます。「知らずに乗り換えて後悔」を避けるのがこの記事のねらいです。
- 料金は、大手の無制限プランが割引前で月7,000〜8,000円台なのに対し、格安SIMは小〜中容量で月1,000〜2,000円台が目安。差は小さくありません。
- 「安さの理由」を理解して選べば、格安SIMは家計の強い味方になります。
スマホ代を見直そうとすると、必ず候補に挙がるのが格安SIMです。ただ、家族4人でスマホ代に悩む我が家でも、乗り換え前にいちばん気になったのは「安いのは分かったけど、何を我慢することになるの?」という点でした。この記事では、格安SIMのデメリットを正直に5つ挙げ、それぞれの対策までセットで解説します。
まず、なぜ格安SIMは安いのか

格安SIM(MVNO)は、自社で通信設備(基地局)を持たず、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手の回線を借りてサービスを提供しています。設備投資が要らず、店舗もオンライン中心で運営コストを抑えているため、あの安さが実現できているわけです。
ただし、大手から借りているのは「一度に流せるデータ量(帯域)」の一部。その限られた帯域を契約者みんなで分け合う構造なので、利用が集中する時間帯(平日の昼休みや夕方)は速度が落ちやすい——これが「安さの裏側」の正体です。この仕組みを知っておくと、以下のデメリットもすんなり理解できます。
格安SIMの5つのデメリット

①昼や夕方に速度が落ちやすい。 前述のとおり、混雑する時間帯は帯域が逼迫します。動画やSNSがサクサク動かないと感じる瞬間があるかもしれません。逆に言えば、混雑時間を外せば実用的なことが多いです。
②キャリアメールが使えなくなる。 大手を解約すると、@docomo.ne.jp などのキャリアメールは原則使えなくなります。各種の会員登録にキャリアメールを使っている人ほど、乗り換え後に困りがちです。
③かけ放題は別料金が基本。 「格安SIM=通話もし放題」ではありません。かけ放題は有料オプション(例:無制限かけ放題で月1,000〜1,600円ほど)として付ける形が一般的です。よく電話する人は、この分も含めて総額で考える必要があります。
④店舗サポートが少ない。 多くの格安SIMやオンライン専用プランは、手続きやサポートがチャット・Web中心です。対面で相談したい人には物足りないかもしれません。
⑤LINEのID検索に一手間かかる。 LINEの「ID検索・電話番号検索」には年齢確認(18歳以上)が必要で、これは通信事業者の判定サービスを使います。事業者によっては確認ができず、ID検索が使えないことがあります。
料金は、実際どれくらい違うのか

| タイプ | 月額の目安(税込) |
|---|---|
| 大手キャリアの無制限(割引前) | 約7,000〜8,000円台 |
| 格安SIM(小〜中容量) | 約1,000〜2,000円台 |
数字で見ると、差は月に数千円規模になり得ます。家族の人数分だけ効いてくるので、我が家のように4人だと年間で見ればかなりの額です。ただし、本当に「無制限」が必要かは別問題。大容量を使わない人なら、小〜中容量の格安SIMで十分なことも多いです(料金は2026年7月時点・プランにより異なります)。
デメリットは、こう対策できる

- メール対策:乗り換え前に、会員登録の連絡先をGmailなどのフリーメールに移しておく。どうしても残したいなら、各社の「メール持ち運びサービス」(月330円ほど)で継続もできます。
- LINE対策:乗り換える前に、今のキャリアでLINEの年齢確認を済ませておくと、確認済みの状態が引き継がれてID検索が使えます。QRコードでの友だち追加なら年齢確認は不要です。
- 通話対策:よく電話するなら、かけ放題オプションの有無と料金を先に確認。アプリ通話で国内無料になるサービスもあります。
- サポート対策:対面で相談したいなら、店舗のあるサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)や、全国のイオンに店舗がある格安SIMを選ぶ手も。
結局、格安SIMは誰に向く?

| 向いている人 | 大手のままが安心な人 |
|---|---|
| とにかくスマホ代を下げたい | 昼も夕方も速度が絶対に必要 |
| 主にWi-Fi環境で使う | 対面サポートがないと不安 |
| 設定を自分で少しはいじれる | 家族割・光セット割を活用中 |
正直に言えば、格安SIMは「安さと引き換えに、少しの手間と我慢を受け入れる」選択肢です。でも、そのデメリットのほとんどは事前に対策できるもの。自分の使い方に照らして、我慢できる範囲かどうかを見極めるのが失敗しないコツだと思います。
乗り換え前に、この順番でやると失敗しない
デメリット対策は「いつやるか」も大事です。順番を間違えると、乗り換えた後で困ることがあります。僕がおすすめするのは次の流れです。
- 今の使用データ量を確認する。 直近数か月の平均を見て、必要な容量を把握します。これが分かれば、無駄に大きなプランを選ばずに済みます。
- 会員登録のメールをフリーメールに変える。 ネット通販・銀行・SNSなど、キャリアメールで登録しているサービスを洗い出して移しておきます。
- LINEの年齢確認を、今のキャリアで済ませておく。 これを乗り換え前にやっておくのが最大のポイントです。
- MNP予約番号を取得して申し込む。 ここまで準備できていれば、あとはスムーズに進みます。
この順番で進めれば、「乗り換えたらメールが受け取れない」「LINEのID検索ができない」といった、ありがちなトラブルはほぼ防げます。準備さえしておけば、格安SIMは想像以上に快適です。逆に、何も準備せずに勢いで乗り換えると、上に挙げたデメリットが「聞いてない」となりがちなので、この記事を読んだ今、チェックリスト代わりに使ってもらえたらと思います。
よくある質問(FAQ)
まとめ:デメリットは「知っていれば、ほぼ怖くない」
- 昼・夕方の速度低下は、帯域を分け合う仕組みが原因。
- メール・LINE・かけ放題は、事前準備で対策できる。
- 自分の使い方に合うかを見極めれば、節約効果は大きい。
育休中に家計と本気で向き合い、家族のスマホ代の見直しも実践中。「損したくない」ふつうの家庭目線で、通信費や家計のムダをかみくだいて発信しています。
※料金・プラン・サービス内容は2026年7月時点のもので、変更されることがあります。通信速度は地域・時間帯で変動します。契約前に各社公式でご確認ください。
参考:NTTドコモ「MVNOとは」/LINE「年齢確認を行う」(2026年7月11日時点で確認)